秋畑の段畑を見た帰りに、甘楽町の道の駅で飲み物を補給した。その道の駅の裏に古民家が移築されていたので見学。
町の案内板によれば、「当遺構は、甘楽町大字小川において、江戸時代、名主を務めた松井家を移築復元したものである。建築年代は十八世紀から十九世紀初頭(江戸中期)と推定され、この地方の農家造りとして、古い建築手法をよくとどめている。構造は木造、平屋建て、寄棟造り、草葺である。」とあった。
どのあたりに古い建築手法をよくとどめているのか、あと一声、書いてくれたら見学の手引きになると思うのだが、少し情報不足。
おそらく移築直前の姿は2階建てだったのだろう。そのためか、移築後にもこのように2階部分に採光が作られている。だが案内板によれば初期の姿は平屋だったのだろうから、この2階窓の解釈は合っていないように思う。
内部の間取りは、3間取りに再現されていた。柱や壁も少なく開放的な間取り。
奥の畳の部分の復元は、床の間のある座敷が10畳、寝室側が6畳という分けかたで、2部屋分が連続した座敷として解釈されている。
(2009年04月30日訪問)