飯玉神社祭具倉庫のすぐ近くに、国道を用水路が横切っている場所がある。車窓からはちょっとした公園のように見えるため以前から気になっていた場所でもある。
歩いてみるとごく普通の用水だった。ただしすぐ上流で分水され国道のところでは2本の水路に別れている。「
左写真は国道から見て上流側の風景。
左写真は国道から見て下流側の風景だ。
右の水路には洗い場がある。川の水はかなりきれいで、2面コンクリートや止水がなければ蛍が棲みそうな水質だ。水は鮎川から取水されている。
ここで気付くのは、2つの水面の高さが違うことだ。「用排分離」という水利用だろうか。用排分離とは、田んぼへの注水用の水路と排水用の水路という役割になっている構造である。
下流に100mくらい歩くと、さらに分水している箇所がある。「分水」とは、川(主に用水)が下流方向に向かって枝分かれしている場所をいう。
このサイトの索引には「分水」というキー項目がある。「分水」にはかなりの味わいがあり、サイトひとつ作れるくらいの入れ込みが可能だと思のだが、最初に紹介する物件としては、これはビジュアル的にいまひとつと言わざるをえない。
分水から下流は、水路が3本並走することになる。
(2013年11月02日訪問)