カレン州のガソリンスタンド

ガソリンは随所で販売しているので便利だ。

(ミャンマーカレン州パアン)

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ロンニャ村方面からの帰り、途中でガス欠になりそうだったのでガソリンスタンドに寄る。

パアン市には、日本で普通に見るようなガソリンスタンドが4~5軒はある。そのほか、郊外のほうへ行けば、このようなドラム缶にガソリンを備蓄しているスタンドや、ペットボトルにガソリンを並べて売る商店などが無数にあり、ガソリンの入手には困らない。むしろ、日本の山間地など日曜日になればひとつの自治体で1箇所もガソリンが買えないようなところもざらだから、ミャンマーのほうが便利といえるくらいだ。

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このガラスの円筒の部分にガソリンを吸い上げ、あとは重力によって車のガソリンタンクに給油する。ごまかさずに給油されていることが目で確認できるしくみだ。

給油ノズルに自動ストッパーなどないので、給油する人がタンクの中の音を頼りに給油する。「あと1本入るかな~」てな感じで作業をしているのが少し心配になる。

たぶん、ガソリン料金はこのガラスの円筒何回分というので決まるのだろう。

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オートバイの場合は、このような道端のガソリン販売所で給油するのが手っ取り早い。黄色のペットボトルがレギュラーガソリンである。

1ボトルで1,000チャット(約80円)くらいするのでミャンマー人にとってはかなり負担のはずだが自転車は少なくけっこうみんなオートバイに乗っている。聞いてみると「自転車は3万円くらいして壊れやすい。それだったら6万円のオートバイのほうが丈夫で楽だから」とのこと。確かに未舗装の道路が多いミャンマーではサスペンションのしっかりしたオートバイのほうが壊れにくいのだろう。

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オートバイは100~120ccが多く、カレン州では現在のところホンダ製が圧倒的なシェアを占めている。ホンダの生産国はベトナムとタイがあり、若干仕様の違いがあってタイ製のほうが使い勝手がよいらしいが、もちろん値段もちょっと高い。

所得が日本と10倍違う国で、リッター80円のガソリンをよく入れるものだと思うが、それが経済成長している国の勢いというものなのだろう。

(2014年07月13日訪問)

旅の指さし会話帳44 ミャンマー(ミャンマー語) (旅の指さし会話帳シリーズ)

単行本 – 2003/4/24
浅井 美衣 (著), 曽根 愛 (イラスト)

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