アマラプラの市街地の東側に広がる大きな湖、タウンタマン湖。この湖を横断するために作られた全長1.2kmにも及ぶ木造橋がウーベイン橋である。
きわめてフォトジェニックなため、旅行会社のパンフレットなどで、バガンと共にミャンマーを代表する景観としてよく見かける。
ほんのわずかな時間だが、この橋を訪れる機会があった。
訪れたのがまだ夕暮れには間がある中途半端な時間だったためか、駐車場はそれほど混んでいなかった。
それでも橋の上には観光客がそれなりに歩いている。
水面から橋床までは5mくらいの高さがあり、欄干がないのが特徴だ。
駐車場から橋へと向かう道には、土産物屋が数軒ある。
だがその数は思ったほどではない。
また橋の周辺には、物ごい、しつこい物売り、強引なガイドのような迷惑な輩はいなくて、観光地にしては好感度が高い。
透かし彫りの仏像を売っていた。
アマラプラには仏像の工房がすさまじく並んでいるエリアがあるのだが、いつか紹介できるだろうか。
橋への入口。
入場料はない。
橋の上へ出た。
幅員は3mほどか。想像していたより狭いが、すれ違いに困るほどではない。
橋床はスノコ状のチーク材。
3cmくらいのすきまがあいていて下が丸見え。
高所恐怖症の人にはちょっとつらいかもしれない。
橋の途中にはところどころに屋根が付いている箇所があり、休憩所になっている。
中ではスイカの種で作ったアクセサリーを売っていた。
どういうわけか、このウーベイン橋のまわりではやたらにスイカの種の土産物を売っていた。ブームなのか?
手間を考えたら値段はすごく安いのだけど、いいものとも思えず、悪いけどまったく欲しくない。
全長の1/4くらい来たろうか。
あまり時間がなく、このへんで引き返すことに。
いつか自分の時間でここにきて、対岸まで歩いてみたいものだ。
ここでいい写真を撮ろうと思ったら朝の托鉢に向かう僧侶の行列とか、夕日でシルエットになった橋を狙うのがいいのだろう。
でもまあ、シャッターチャンスのために撮影ポイントで粘るっていうのは、私のスタイルじゃないんだよなあ。
この橋は造られてから200年たつという。
この橋脚などは200年前のものかもしれない。
橋床はところどころ修理されている。
木造の建築物というのは、こうやって少しずつ部材を交換しながら永らえていくものなのだ。
橋の途中に水面に降りる階段があった。
遊覧のボートがここに横付けして客を橋に上らせるのかもしれない。
水面には観光のボートが何艘か見えた。
マンダレーの周辺には観光できる場所がたくさんあるが、このアマラプラとウーベイン橋はいつか自分の自由な時間で訪問したい場所のひとつだ。
(2016年06月29日訪問)