日曜学校のチョントゥ滝遠足の帰路に立ち寄った町、ラインブエ。私が滞在しているパアン市からは30kmくらいの距離になる。
ミャインジーグーとパアンの間は、サルウィン川沿いの街道が最短ルートだが、教会の神父さんの親戚がラインブエにおり、その家に立ち寄るためにちょっと遠回りしたのだ。
ラインブエの町の入口にロータリーがあった。
そこは三差路になっていて、主要なトラフィックは写真の手前から左側の道路。そのためロータリーとして機能していなかった。
ミャンマーでは車両は右側通行なので、これが本来のロータリーなら、この像の右を回って左折しなければならないはずだが、ほぼすべての車は像の手前を左折している。まあ仕方がないか。
ロータリーの中央には四角柱の台があり、その上にはカレンの民族衣装を着た男女がハトを捕まえている場面が作られていた。旧約聖書のノアの方舟の物語で、洪水の7日後にハトがオリーブの枝をくわえて戻る場面を思わせる。洪水伝説のモチーフはもともと古代の西アジアに伝わるものだ。
カレン民族はメソポタミアから渡ってきたという起源伝説があるので、カレンにも洪水の物語があるのだろうか。
ロータリーの西側の通り。
町の中央を流れるラインブエ川に立派な橋がかかっている。この橋は、日本からの援助で作られたという。
ロータリーの東側の通り。
交通量は多くないが街道であり、ラインブエ川の下流方面の遠い町まで通じている。
ロータリーの北側の通り。
ラインブエの中心街方面になる。
ラインブエの町の様子。
小さいながらもこのエリア唯一の町であり商店はたくさんあるが、外国人が観光できるような場所はなさそうだった。
(2015年04月18日訪問)