ジャイン・ザタピン橋から、ジャイン川の左岸に沿ってさかのぼる。5kmほど走ると最初の集落、コーセッ(ကော့သတ်)村に着いた。
村の入口には里門があり、その横にはお寺の出張寄進所があった。寄進所の横のイメージ写真には寝釈迦が描かれている。寝釈迦のための寄進を集めているっぽい。
里門を入って村をしばらく進むと・・・
建造中の寝釈迦があった。
しかも大仏である。
お寺の山門はファンシーなピンク色に塗装されていた。
お寺の名前は山門の扁額に書かれている。このころ私は、山門に名前があるときは写真を撮っておきあとで職場のスタッフに音読してもらい、山門に名前がないときは修行僧や村人を探して名前を訊ねていた。私のたよりないミャンマー語は通じないことも多く難儀する。
このお寺は山門に名前があったのでひと安心。
だが、この寺の山門の写真を仕事のスタッフに見せたら
「パァカ・・・・・・・ヨメナイッ!」
「ええっ?こんな簡単そうな文字が読めないの?」
「コレ、モン族の言葉だから読み方がわからないのョ」
私の仕事場のスタッフはすべてカレン族。実は、この日見たお寺の名前の多くは、彼らには意味も発音もわからなかったのだ。しかたがないので村の名前をとって「コーセッ僧院」としておく。
山門を入ると、三階建ての仏殿があった。
二階には緑色のガラス(?)で作られた仏像が安置されていた。
以前、ヤンゴンのアーレインガーシン寺院で見たようなヒスイの仏像をイメージしたものなのだろう。
その建物の裏側に寝釈迦が作られている。
頭の方向は北北西。ほぼ北向きだ。ということは涅槃仏だ。
顔はまだできていない。
全体的にかなりアバウトな造りに思える。設計図あるんだろうか・・・。
伽藍の中心はパゴダである。
シュエダゴンパゴダふうの立派なパゴダだ。
パゴダの前には白象とモン族の王様の像があった。
パゴダを左回りに歩いてみる。
八曜日の守り本尊。
サブの仏塔。
仏塔とタコンタイのあいだに旗がかかっていた。
三尊仏。(?)
得度堂。(?)
この屋根の造りは、私がモン様式の建築だと思っているもの。
講堂。(?)
僧房。(?)
仏殿。
内部には大仏がいた。
周囲に並ぶ仏は、6体なので過去七仏堂とする。
地球の上にのった仏陀。
めずらしい印相だ。
地球の大陸の形もめずらしい。
というか、これ地球か?
鐘つき柱は2体のガルーダが担いでいるデザイン。
境内にはほかにステージがあった。
お祭りで使うのだろう。
山門の前には塀で囲まれた土地があった。
近くに行ってみると、中は貯水池だった。
一応、階段井戸の一種としておこう。
(2015年04月26日訪問)