滞在しているパアンへ向け、タトンを離れようとしたら、町外れで見慣れない団体を見かけた。
おしゃれをした女たちが手に杖のようなものを持っている。
杖の尖端はランタンになっている。
ローソクが刺さっているのでこれに灯を点すのだろう。
しばらく走るとまた別の団体がいた。
こちらは紙風船みたいなランタンだ。
杖と杖がコードのようなものでつながっている。
これから暗くなるので、この杖の先が光るのだろう。
仏陀を載せた人力車があった。これがこの行列の山車なのだろう。
仏教の行事なのだ。
きょうは満月祭ダザウンダイン祭りから3日目。この日に何か祭りがあるのだろうか。パアン市ではついぞ見かけないが・・・。
またまた別の行列に出会った。
なんなんだこの美女たちは、けしからんだろ。
仏陀を讃える行事で、ここまでフェミニンな美を献げていいのか?
もうね、魔法少女かなにかのコスプレか? というくらい、萌え萌えな景色になっている。
また別の団体が来た。
横断幕には「28人の王の祭り」というようなことが書いてあるようだ。ミャンマーで信仰される上座部仏教では、釈迦より前に27人の過去仏が出現したと考えられている。28人の王は仏陀を意味するのだろう。
28体の仏陀がこれからどこかに集結するのか?
同じ道に行列が集まり出していて、渋滞し始めた。
このグループは地味だな。
男が杖を持ってるし、しかも杖の尖端の飾りも地味。
行列を構成している人々の服装も、泥の色。つまりお坊さんカラーだ。
ところどころに寄進所のようなものがある。
行列はを起点に、お寺かなにかに向かうのだろうか。
このまま行列について行こうかとも思ったが、いまから祭りが始まるとすると、帰りがかなり遅い時間になりそうだったので、ここまでで帰ることにした。
もし機会があれば、この祭りだけを見に来たいものだ。
(2015年11月28日訪問)