アノーヤター路上寺院

道路にはみ出して建つ迷惑なパゴダ。

(ミャンマーヤンゴン管区ヤンゴン)

帰国の日。ヤンゴンでふた仕事しなければならず、ダウンタウンの待ち合わせ場所へ向かったが、先方が留守でしばらく時間を潰すことになった。

ちょうど近くにシュエバズン(Shwe Pu Zun) カフェがあるのでそこに向かった。ここのフルーツパフェ「ドミノ(210円)」はスキムミルク(?)を濃厚に使った乳臭いアイスクリームの絶品。日本にもチェーン展開してほしいほどの味で、私の大好物なのである。

ダウンタウンからそこへ向かう途中、道ばたにお寺がある。ダウンタウンにはこのパゴダのほか、何箇所か気になっている寺があるのだが、仕事関係で行くことが多いためなかなか紹介できないでいる。

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このお寺は、なんと路上にあるのだ。

正式な名前は、ピーロンチャインターマハーワルカセイッ、らしい。長いので路上寺院としておく。

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アノーヤター通りは7車線の広い一方通行の通りなのだが、そのうち1車線をほぼ塞いで建てられている。

歩行者も車道にはみ出して歩かなければならないため、かなり迷惑なお寺といえる。

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なぜこんなことになっているのか。

ダウンタウン地区は建物がびっしりと並び、露天商なども出てゴミゴミとした印象の場所なのだが、常設の建築物が道路にはみ出ているのはここだけだ。

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移動中のわずかな時間だが、中に入ってみた。

道路にはみ出している部分にも、こまごまとしてお堂が並んでいる。

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ほんとうにごちゃごちゃしている。

基壇の中にまでなにか仏像が埋め込んである。

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メインとなるパゴダやお堂はさらに柵の中にある。

お堂部分ですら道路にはみ出ていている。

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入口には金色の重軽石(おもかるいし)

これは軽そうだ。

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お堂の中に入ってみた。

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パチンコの景品交換所か、銀行の窓口といった風情。

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その窓口を覗いたら、銅像が光っていた。

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お堂の裏手には八曜日の守り本尊。

この寺で道路にはみ出ていない部分はこの場所だけなのだ。

(2015年11月22日訪問)

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地球の歩き方編集室 (編集)

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