慈恩寺。観音寺のとなりにあった寺。観音寺と同様に、南向きの丘陵の斜面にあるため日当たりもよく、5月に訪れるには気持ちの良い場所だ。
境内は石垣積みの上にあり白壁で囲まれているのが美しい。


本堂への入口は片側が壁という、変な配置。
山門はない。

短い石段を上がったところに鐘堂がある。
この鐘堂は元々は庫裏のほうにあったのを移築したのではないかと思う。もとは、庫裏のほうに痕跡らしきものがあった。

本堂はやや小振りな三間四方の建物。
こういう小さな三間の本堂に花頭窓を作るのって、ときどき見かけるけれど、漫画チックだなあ。

本堂の右側には庫裏。

本堂の左側は石垣で高くなっている。

石垣の上には客殿。

庫裏のほうに薬医門があった。

境内から見おろす棚田の田園風景。
もうすぐ水が張られるのだろう。
(2003年04月29日訪問)