トンェイン町の商店街の一角で、1トン車に大量の資材を積み込んでいる男たちがいた。
これは、インペという広葉樹の葉を束ねたものだ。日本のホウノキの葉みたいな感じの葉。
主に屋根を葺くために使われる。竹の骨で挟むようにして一定の大きさにそろえてある。これだとかなり短時間で屋根を葺くことができそうだ。
ただし耐久性はあまりないそうで、2年くらいで交換しなければならないという。それでも雨季や暑季の極端な気候のこの土地で2年も持つのだから、かなりしっかりした葉なのだろう。
どちらかというと、粗末な小屋などの屋根を葺くのに使われる。もしあなたがカレン州で南国風のカフェでも始めるつもりなら、屋根はこの部材ではなく、シュロの葉で葺くべきだろう。
積み込みが終わったようだ。
以前にもパアン・モーラミャイン街道で農家らしき男がこの建材を運んでいるのを見たことがある。
このあたりに産地があるだろうか。
どうやら建材屋らしい。
これは竹を削いで作った
見た目も装飾的だし、通気性もあって使い勝手のよさそうな建材だ。
ほかに竹材も扱っていた。
ミャンマーの竹は日本の「タケ」とは違い、「バンブー」という植物。「タケ」の英語が「バンブー」なのでややこしいが、バンブーは分けつで増えるタイプの竹類で、狭い面積に大量に成育できる。
こちらは七面鳥やアヒルなどをいれるカゴ。
(2016年12月17日訪問)