コンクリ舗装の道路が続いている。ここは警察軍キャンプへの取り付け道路だ。
途中いくつか枝道があり、その先に粗末な僧房があったが、さすがにパゴダのひとつもなければ立ち寄る気は起きない。
ん? この寺には仏殿があるな・・・寄っておくか。
仏殿と僧房だけで構成されたミニマムなお寺だ。僧衣が洗濯して干してあるから、お坊さんが住んでいることがわかる。
仏殿の周りには数本のパパイヤの樹。
ブーゲンビリアのショッキングピンクの葉の色が、南国の寺らしい風情だ。
仏殿の内部は狭く、仏陀の像が一体収まっているだけだ。
水道も電気もない広野の生活は、まさに出家と言っていいだろう。
(2016年12月18日訪問)