ピーロンイィチャンダ寺院の枝道のさらに奥にもう一つ寺が見えた。
やはり剣山みたいなお堂だ。ピーロンイィチャンダ寺院とは提携しているのか、あるいはあちらが本坊なのかもしれない。
境内に近づくと、また小さな山門があった。
あとで通訳さんに読んでもらったら、「ティディウィハーラ村」と書いてあるとのこと。村といっても、この周辺には在家の人家はまったくなさそうなので、全戸が寺だけで構成された村ということになるだろう。
境内に入るとまずあるのが講堂。
その内部。
仏旗でにぎやかに装飾されている。この装飾よく見かけるのだけど、どこかで売ってるのだろうか。今度お土産に買って帰りたい。
講堂を出て緩やかな丘陵を登る。
丘陵の頂上に先ほど見えた剣山状の堂宇がある。
やはり正方形平面なのだが、建物の周囲を独立した回廊が囲んでいる。
屋根の上には大仏塔を中心として、56基の小仏塔が載っていた。
回廊はまだ工事中だ。
内部にはパゴダが収められている。
このように外側が仏塔型、内部に仏塔が収められた建造物を、当サイトでは「
鞘塔の南側には、さらに小さな建物がある。こちらも剣山状。
おそらく得度堂ではないかと思う。
境内にはほかに修行僧が生活する僧房があった。
この僧房の奥にも道が続いている。寺男がいたので「この道、抜けられる?」と聞いたら行けるとのこと。寺を通過してさらに奥へと進んでみた。
すると道は明るい尾根道に出て、そこから先にパゴダがいくつも続いていた。
このパゴダ群がガンダーヨゥン僧院の付属物だろうと思う。なぜなら寺の入口にあったパゴダもほぼ同様の形状だからだ。
こういうひと気のない荒涼とした場所にパゴダが並んでいる寂しい感じが、ミャンマーにおけるわびさびなんだよなあ。
さらに進んでいくと、最初にこの村へ入ってきたときに通っていたメインの道路、すなわち警察軍キャンプへの取り付け道路に戻った。
まだ奥にも寺がありそうなので、さらに進んでみよう。
(2016年12月18日訪問)