帰国のための最終日。私は昨夜食べたフルーツでおなかをこわし、午前中はホテルで休息。昼から活動することにした。帰国便は夜なので、少し時間がある。
まず行ったのは、ヤンゴン市内のMyanmar Book Centre。
場所は、バホ通りとアロン通りの交差点付近。おおまかにいえばシュエダゴンパゴダの西、旧国会議事堂の裏側あたり。
ミャンマーの文化や歴史などに関する書籍を購入するなら、たぶんここが一番と思われる。
同じ建物にはNandAwun宝飾店というお店も入っていて、ミャンマーの手作りの民芸品なども買える。
はじめ、敷地の左側の平屋の建物に入ってみた。
内部は学習書を中心とした売り場。
なんかあまり買うような本がない・・・
次に、隣にある二階建ての屋敷に入ってみる。
どう見ても店舗には見えず、高級邸宅か植民地時代の大会社の事務所のような風情。
建物に入るとアールデコ風の階段が目を引く。
1階は宝石店と民芸店になっている。2階が書店のようだ。書店というよりも図書館みたいな作りだ。
2階へ上がってみた。
買い物客はひとりもいない。
2階の上がりばなに、古い経典のようなものが展示されていた。
似たようなものをヤンゴン国立博物館でも見たことがある。文字が漆で書かれている。
書籍売り場。
それなりに買いたい本がある。言語はほぼ英語。ミャンマー関連の書籍はヤンゴン空港の書店でも手に入るが、こちらのほうが充実しているようだ。
民族衣装の写真集を2冊購入。値段は$100オーバー。それなりに高価。これじゃミャンマー人はおいそれと購入できない。手持ちの現金がなかったが、クレジットカードが使えた。
つづいて、1階の民芸品店を見てみる。
ボージョーアウンサンマーケットの1階エリアに入っている平均的なお店よりは、ほんのちょっといいものがある印象。
マリオネットは充実している。
マンダレー方面のお土産。
このお店で特筆すべきはショール売り場。
ミャンマー製のシルクや蓮糸の製品がある。他所ではほとんど見かけない商品。
デザインもそこそこあかぬけていて、国外でも使えそう。
シルクのショールは手紡糸の太いシルクを使った手織りのもので$60前後。
ミャンマーでお土産に品質を求めすぎると、実はタイ製というようなことになってしまうことがあるし、シルクに関しては糸はほぼ中国産になるが、このショールはたぶん原料から製造までミャンマー製だと思う。
蓮糸はインレー湖地方で生産されていて、ミャンマーの特産品だ。
このストールは$140。ぼったくり価格ではなく、むしろ安いと思う。買わないけど。
ほかにロンジーやバッグなどを売っていた。
しつこい売り込みもしないし、クレジットカードも使えるので、じっくり買い物をしたい外国人にはいいお店だと思うが、こんなに客がいなくて成り立つのだろうか、心配になってしまう。
(2017年01月10日訪問)