このころ、滑り台と同時に自動販売機の観察もしていた。この日は神山町の自動販売機を巡ってその帰りに石井町を通ったのだった。石井町は私が住んでいた徳島市のすぐ西側にある町だ。
いずれ機会があれば石井町のもろもろの珍しいものを紹介したいと思っているが、今回は滑り台のみ。
石井児童公園はJR徳島線石井駅の駅前通りにある。
駅前通りといえばにぎやかそうなイメージがあるが、徳島は基本的に車社会。汽車に乗ることはめったにないので、(この町に住んでいる人をのぞけば)石井駅の駅前通りを通ったことがあるという人はほとんどいないだろう。
公園は常緑樹が多く茂り、樹高も伸びていて日陰が多い公園だ。
その公園の一角にスペースシャトル型の滑り台があった。
本物のスペースシャトルは1981年から30年間に渡って運用されたが、この滑り台はそれ以上の年月を乗り越えている。
主翼は雲梯になっている。
主翼の後端はネットクライム(緑)とリングトンネル(オレンジ)。
クライムはフラップ、トンネルは噴射炎をイメージしているのだろう。
尾部から貨物室の内部に入ってみる。
想像以上の宇宙船感。滑り台を設置したことで床が半分吹き抜けになってキャットウオーク状になっていることで、ちょっとしたSFのセットのような雰囲気すら醸し出している。
コックピット。
操縦桿が2つあるので、二人でごっこ遊びができる。
操縦桿は回転できる。
パイロットシートもかなり本格的。すごく想像力をかき立てる遊具だ。
きっといろいろなストーリーを想像しながら遊べることだろう。
タラップはコックピットの両側にある。
滑り台の滑降部はステンレス製。
全体的にきれいに保守されていて、まだまだ現役で残っていきそうだ。
園内にはほかにグローブジャングル、鉄棒。
(2003年09月27日訪問)