徳島県吉野川の下流、川の北側のエリアを
この旧道の遍路道にはさまざまな古い風景が残っていて、私は用もなく通るのが好きだった。このころ、鳴門市から阿波町にかけてこの旧道沿いにある自動販売機、古いガソリンスタンド、そして滑り台を調べていた。その中から滑り台を紹介していこう。
最初に紹介するのは、板東俘虜収容所跡。
第一次大戦で戦勝国となった日本がドイツ人の捕虜を収用した施設だった。
その施設跡はいまドイツ村公園という園地になっている。きょうはその園地の滑り台を調べに来たのだ。
この園地にあった滑り台はこれひとつ。
滑降部の材質が違うだけで、全体の色合いや雰囲気は小松島団地の開放デッキ台にそっくり。
滑り台保存館の分類番号#90と同一。
滑り台保存館によればこの滑り台のメーカーは都村製作所と推定されている。
園内にはほかにジャングルジム、ブランコがあった。
(2003年11月01日訪問)