鳥取市、東の寺町の寺のひとつ、広徳寺。宗派は臨済宗妙心寺派。

山門は四脚門。その前にクロマツがあり、枝を山門の桁のように這わせてある。

山門を入って左側に小さな地蔵堂。

山門の右側には鐘堂。

不思議なのは、山門を入ったところが本堂や庫裏のある場所ではなく、車庫のような場所になっている。そこからさらに境内に入っているようなレイアウトなのだ。

どういう経緯でこんな境内の隅から入るようになってしまったのか。

とりあえず境内に入ってみる。

境内は石畳と植栽で小さな町並みのように整然と道が造られている。西洋式の庭園と言ってもいいかもしれない。

石造物がまるでミニチュアの建物のようだ。

本堂は重層の仏殿型式。扁額には「大雄殿」とあり、名前も仏殿っぽい。

中は確認しなかったが、たぶん仏殿型式ではなく本堂型式だろうと思う。

本堂の左側には玄関。その左側（山門の方向）には庫裏がある。

庫裏は切妻の本格的な庫裏型式の庫裏だ。