パアン市内を巻くように通るAH1号線。
陸軍のキャンプ前あたりは、道幅も広く大きなココの樹の並木の木陰が続く。以前に紹介したヒンドゥの寺もこのあたりにある。
そのヒンドゥ寺院の向かいに、新しくロンジー専門のブティックが開店したというので行ってみた。
お店の名前はジェォディナン。
オープン日ということもあり近所の人たちが集まっていた。
どうやら来店者に米菓子かなにかをタダで配っているようだ。お菓子目当てに集まった子どもも多い。
日本もむかしこんな感じで、景品を配ったりしたよなあ。
店内はお客さんでごった返していた。
入口付近にあるのは、市内の他店でも見かけるようなチン風の模様のロンジー。
比較的リーズナブルな商品。
シルクの商品にも力を入れているというふうに訊いたのだが、このあたりの商品は違うな・・・。
このショーケースや天井から下がるロンジーがそうであろうか。
唐草模様が列になったような柄はビルマ族のロンジーで、ミャンマーでシルクのロンジーといえばほぼビルマ族のものしか見かけない。
このあたりはほとんどがシルク製品だと思う。
柄は織りではなく刺繍で作られている。
ロンジーとしては重くてぼってりとした布だ。普段着ではなく、結婚式などに着ていく特別なロンジーだ。
日本の大正時代に流行ったようなモダンなデザインの大柄物もある。これも刺繍。
ミャンマーの伝統模様とは異なる華やかなロンジー。やはりパーティー用だろう。
お店のオーナー夫妻が挨拶にでてきてくれた。
奥様の着こなしが素敵。
(2019年02月12日訪問)