電柱の工事

輪のついたゲタを使って器用に電柱に登る。

(ミャンマーカレン州パアン)

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電柱の工事を見かけた。

東南アジアの電柱の施工全般に言えることだと思うが、碍子(がいし)などが適切に使われておらず、スパゲッティ配線になっているケースも多く、見ていてハラハラしてしまう。

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だがこのとき気になったのはこの若者が足に装着している鉄ゲタ。

三日月型の金物になっていて、器用に電柱を昇り降りしながら作業しているのだ。

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作業をするときは、このように金具を交差させて静止する。

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近くで見せてもらった。

こちら側からサンダルのように履く。

若者は裸足で装着していた。まぁミャンマーあるあるだ。安全帯や安全靴を身に付けて作業している人をほとんど見かけない。

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反対側から見るとこうなっている。

三日月型の金具にVベルトみたいなゴムがネジ止めされていて滑らないようになっている。

電柱の太さに対応して2種類のサイズがあるそうだ。

(2019年02月16日訪問)