きょうの行程はあまり知られていないドゥラン街道を走るので、路面状況をマメに載せていこう。
ターマニャヒル(ウィンセイン町)付近の路面状況はこんな感じ。他の車が走っていたら砂だらけになりそうだが、あまり交通量がないので問題にはならない。乾季だけでいえば路面もしっかり締まっていて、走るのにあまりストレスはない。
キロポストがあった。街道の入口から18km走ったことになる。
ミャンマーは、ヤードポンド法を使っている地球上で2つしかない国のひとつ。(もうひとつの国はアメリカ)でもキロポストはメートル法で作られている。
そもそもミャンマーを走る車の多くは日本車で、スピードメーター、トリップメーターはメートル法なのだからこのほうが相性がいいのは明白。
田舎の村。もしかすると奥に見える家並みは僧院か?
途中、衛星写真を見ると街道から引っ込んだところにこぢんまりとした村があることに気付いた。
ラインブエ川の支流のひとつに面していて、おそらく生活が川に強く依存した村なのではないかと思われた。それがどんな風景なのか見てみたくなった。
ちょっと寄り道していこう。
街道から村へ向かう枝道に入った。
街道が未舗装なのに、村へ向かう枝道はコンクリで舗装されている。
辺鄙な寒村というわけではなく、比較的豊かそうな村だ。
枝道は川に突き当たっていた。
これが河港か。
思ったよりもしょぼい。
赤色の看板には「ゴミを捨てたら罰金」というようなことが書いてあるだけ。
川面に出てみよう。
たくさんの舟が川の中に係留されている。
舟に乗るためにはこんなふうに泳いでいくしかないのか。
下写真は下流側の風景。ここは川漁師たちの基地であり、舟運の港としての機能は最小限しかないのだ。
川沿いの家々は港と関係なく、直接川から入れるようになっている。
上流側の風景。
川で身体を洗ったり、洗濯したりという風景はもう日本ではほぼ見られなくなってしまった。
でも昔話で「おばあさんは川へ洗濯に」という場面が描かれるように、日本でも川で洗濯をした歴史はあるのだ。
舟が川の中に係留されているだけでなく、漁網も川の中に保管されている。
盗難防止のためなのか、あるいは、漁家が川から離れていて、川の中に資材を置いたほうが面倒がないからなのかもしれない。
おもしろい風景だと思う。
村の中の様子。
周辺の農村に比べて立派な家が目立つ。漁労でこんな家が建つんだろうか。
(2019年03月10日訪問)