ヤテピャン水没洞窟

水浸しの鍾乳洞にボートで入るアトラクション。

(ミャンマーカレン州パアン)

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ヤテピャン洞窟寺に立ち寄ってみた。この洞窟寺院は 6年前に私が初めてパアンに派遣されたとき、地域の紹介として連れていかれた場所のひとつだった。その頃と比べるといろいろ整備が進んで様子は変わっている。

だが私自身は一度もここを再訪したことがなかった。せっかくの観光地なので私一人で訪れるのではなく、日本から他のスタッフが来たときに休日にでも連れてこようと思って残してあったのだが、結局そんな機会はなかった。

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改善されたヤテピャン洞窟を一度も見ないままにミャンマーを去ることになるのはくやしいから、中途半端だけど外側からだけでもその姿を目に焼き付けておこう。

もっとも大きな変化は、この Natural Water Cave という新洞の見物コースが作られたことだ。たぶんヤテピャン洞窟と新洞を見るには2時間くらいは必要になる。きょうはもうその時間はない。

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洞窟はこの先に見える山の中にあり、総延長は 1,252mのけっこうな規模。

洞窟内は水没していてボートでしか入れない。

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ヤテピャン洞窟の駐車場から新洞の洞口までは 500m ほどあり、水路が開削されている。ボートで連れていってくれる。

ボート料金は 5,000 Ks(約400円)で、所要時間は30分とのことだった。

ん~、レンガ工場を見ずにここに直行すれば、ボートくらい乗る時間があったかな・・・でも工場見学も面白かったし、後悔はない。

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入口に貼り出されていた洞窟の地図。

ボートの乗船時間が30分ということだったから、洞窟の中をすべては見せてもらえないような気がする。

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ボート乗り場のまわりには、昔の民具が展示されていた。

碾き臼や搗き臼。

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こちらは漁具。

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この尿瓶みたいな魚籠(びく)が面白い。

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魚が飛び出さないように首が高くしてあるのだと思う。

私が関わったカレン州のプロジェクトの現地業務はきょうが最後。いまの時点では次のプロジェクトがあるかどうかは未定だし、COVID-19の影響で状況も変わっていくだろう。基本的に私が今後カレン州を訪れる可能性は低いという前提で考えたほうがいい。

だがもしまたカレン州に戻ってくることがあれば、ヤテピャン洞窟寺と水没洞窟はかならず見に来るだろう。

(2020年02月13日訪問)