小豆島へ渡り、土庄のホテルのチェックインも済ませ外出する。ホテルは素泊まりなので、これから少し観光して、夕飯を食べる店を探し、日帰り温泉へ入って夜になってからホテルへ戻るつもりだ。
土庄から池田へいく途中に小さな峠があり、そこに孔雀園という施設があることには以前から気付いていた。きょうはこの動物園へ行ってみよう。
私は動物園や水族館は基本的に好きでけっこう行っているほうだと思う。サイトにあまり書いていないのは、動物園は私にとってはレクリエーションの時間で、真剣に写真を撮ったり記録を残したりしていないからなのだ。一方で、寺巡りは私にとってはレクリエーションじゃなく、作業とか修業といった行為に分類される。
この孔雀園訪問もどちらかというとレクリエーションなので、丁寧に写真を撮っていなかったのだが、入口を含めて最小限の体裁が揃ったので、記事にしてみた。
峠の途中から飛岬という半島に入る道を進んだ先に孔雀園はある。
いかにも観光地、というたたずまい。
入場料300円はまあ安い部類だと思う。エントランスまで来て、「高いから帰ろ」となる人はほぼいないだろう。
敷地は奥に細長く続いている。
まず広々とした芝生の放牧地があり、中に孔雀が放たれている。ビスケットを売っているので、買って与えてもいい。
柵は低くて、クジャクの飛翔力でも軽々と飛び越えられそうだが、自発的に柵の中で暮しているみたいだ。
クジャクは一夫多妻制で、オスはメスにアピールするために飾り羽根を拡げて音を立てたりする。
だがどうやら飾り羽根は繁殖期に生えそろって、1年で抜け落ちてしまうらしい。10月はもうあまり飾り羽根が残っておらず、オスも羽根を拡げていなかった。
それにしても、すごい色だよね。
「コンピュータグラフィックスのモデルじゃないのか?」って唸ってしまいそうな光沢。
メスはオスに比べると地味だけれど、首の辺りを見ると一般的な鳥よりは派手。
メスは冠もひかえめ。
敷地の奥のほうにはフラミンゴのプールや、
カンムリヅルのケージがあった。
敷地で見かけた孔雀明王の像。
孔雀明王は鳥のクジャクがコブラを食べることから、神格化されたものだという。
敷地からは池田港が見えた。
小豆島から高松行きの3つの航路があって池田港はそのひとつ。今回の帰路で利用する予定だ。
きょうの小豆島訪問はここ1箇所だけ。
明日もレクリエーションをメインに据えて島内を廻ろうと思う。
孔雀園は私が訪れた2008年に閉園している。
(2008年10月11日訪問)