朝、ホテルの前にはお遍路さんたちを載せるマイクロバスがならぶ。
その一行と一緒にチェックアウト。
きょうはお寺には向かわず、小豆島の山間部の銚子渓・寒霞渓方面へ行ってみようと思う。
銚子渓は小豆島の屋根とも言える溶岩台地の西に位置する景勝地。
県道に沿ってそそり立つ崖が、香川に多いメサ地形。堆積物の柔らかい地層の上に、火成岩の硬い地質が載っているため、垂直に浸食が進んだいわゆるテーブルマウンテンである。
その尾根におさるの国というサル園があるというので来てみた。
駐車場は県道沿いの銚子の滝という場所にあり、そこからサル園へは徒歩。
せっかくなので銚子の滝というものを見てみよう。
なんか、、、よく見えない。
遷急線の上側から見る滝。
周辺の道路にはすでにニホンザルが出没していて、サル園にも期待が持てる。
駐車場付近に入園ゲートがあり入場料を支払う。
そこからしばらく緩い坂を登って行くと、サル密度が増していく。
サル園の中央施設。
サルショーとか、サルの餌付け体験ができる。
ここがサルショーの観覧席か。
園内の注意事項が書かれていた。
- こわがるな
- さわるな
- のぞきこむな
- 上位に立ちきびしく対処しましょう
これって群れで暮す動物に接するとき、サルに関わらず重要。
これが餌付け体験。危険なので人間が檻の中に入る。
ハトとかリスとはわけがちがうので、まあ、こうなるよね。
調教師(?)の係員さん。
映画『ジュラシックパーク』のラプトルの場面を思わせる。
園内は特に人間とサルの居場所の境界のようなものはなく、比較的近くでサルを見られるのが一般的な動物園の猿山とは違うところ。
島のサルの餌付けというと血が濃くなりやすいことと、自然環境での淘汰圧がかからないことで、先天異常の家系が出るんじゃないかって心配になるけれど、ここではそういう様子は感じられなかった。銚子渓~寒霞渓はかなり広い地域なので大丈夫なのかな。
小石を並べて遊ぶ小猿。
水を飲む小猿。
どのサルも毛づやがいい。
サル園から少し登ると展望台がある。
中央に見えるのが
小豆島の風景ってダイナミックでおもしろい。メサ地形がその要因になっていることは間違いないだろう。
小豆島大観音がちょっとエヴァンゲリオンっぽい。
(2008年10月11日訪問)