県道14号、松茂吉野線を西へ進む。北島町を過ぎ、今切川を三ツ合橋で渡ると、勝瑞(しょうずい)というエリアに入る。

その町の入口付近のY字路に、小さなたばこ屋の建物が残っている。とてもかっこいい建築なので、これは写真を撮っておかねば。

いまは営業していないが、「たばこ」と書かれた大きな看板が目立つ。

屋号は「○＋」。

「古(こ)」の変体仮名「」はUnicodeのコードポイントU+1B038に「𛀸」があるけれど、2022年現在、使える環境は少ない。

看板の文字はおそらくモルタルの鏝絵状のもの、背景はモルタルの洗い出し仕上げ。

たぶん戦前の建築じゃないかな。

建物は当サイトでいうところの三角屋敷。

真上から見ると、底角45度の2等辺三角形をしている。

そういえば、私が生まれ育った前橋の岩上町のY字路の角にも、子どものころこんな装飾のたばこ屋があったな。誰かが写真でも撮っていないだろうか、もう一度見てみたい。