道ばたにユニークなお堂があった。
1間の建物なのにえらく軒の出が深い。もともと茅葺きだったのに波板をかぶせたときに屋根が一回り大きくなってしまったのか。
興味深かったのでお参りしていくことにした。
宝形造りの屋根のてっぺんの、通常であれば宝珠が付いているような場所に藍甕が載せてある。
内部を覗いてみると、室内は凸型になっていて祭壇は凸部に収められている。
内部は暗くてよく見えないが、石造の地蔵菩薩が入っているようだった。
面白いお堂だなぁ。
お堂は道から少し高い位置に作られている。近くを流れる肱川が氾濫しても水がかからないようにするためか。
ちなみに、お堂と道路を挟んで向かいに緑色に見えている作物は桑だ。
養蚕農家が使っていそうな桑畑である。
これからこの畑を使っている養蚕農家を探すのだ。
(2011年10月08日訪問)