 
玉川大師と隣接する隣りの寺、両親閣別院。
別院というからには本山もあるわけで、本山は安房小湊の誕生寺の近くにある。カメラを持ち歩かなかった昔に参詣したこともあるようなないような・・・このへんはあまりにも記憶が古いのでカードゲームの神経衰弱をしているみたいな感じだ。
誕生寺の近くということからも想像できるとおり、日蓮宗のお寺だ。
 
境内に入ると、「玉川大師はおとなりです」という立て札。間違えて入ってくる人が多いのかな。
こちらのお寺は「敬親玉川教会」ということから、布教のための拠点みたないなところで、参詣用のお寺とは違うのかもしれない。
 
でも、この両親閣別院は東京の喧騒の中にあって緑も豊かで玉川大師よりずっと心が休まる感じ。
 
途中には六角宝塔がある。
 
本堂までの参道もきれいに整えてあり、こういう道を歩く体験が、お寺参りをしていて良かったなと思う一瞬である。
 
本堂は外観が見えにくいけれど、切妻平入りというか、巨大な流造りような建物で、向拝部分が小部屋のようになっている。
 
その向拝部分。
 
参道の途中には住職の墓所と思われる一角がある。首位の小さな竹林がとてもいい雰囲気。
 
狭いながらも、庭の中に回遊する通路みたいなこみちがある。
 
この小道の行き止まりは小さな山になっている。かなり富士塚的なものだ。
富士塚は基本的には神社の境内に作られるものだが、たまにはお寺の境内にもあるから、もしかするとこれも本当に富士塚なのかもしれな。
 
塚のふもとにあった庚申塔。
(2021年02月25日訪問)

