前橋八幡宮

社殿が建つ小山は古墳。

(群馬県前橋市本町2丁目)

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初市まつりの主会場から近くにある神社。東和銀行の前に仮宮を出しているのはこの神社だ。

また、この日、古くなっただるまをこの神社に持ってくると、お焚き上げで燃やしてくれる。

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さすがに初市まつりの日だけあって、参拝客も多く、列ができていた。

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この神社の社殿は石垣で積まれた小山の上に建っている。この小山は「前橋9号墳」という古墳なのだ。おそらく古い時代に改修されたものと思われ、元がどんな形の古墳だったかはわからない。現在の山の形からすれば方墳とも思われるが、そうだとすればかなり大規模な方墳だ。

その古墳から出土したとされる「伯牙弾琴鏡」という銅鏡が宝物になっている。伯牙弾琴鏡は、国内で12枚出土しており、群馬県でほかに貫前神社に2面あるという。

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拝殿はRC造の神明造り。

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拝殿を側面から見たところ。

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本殿は覆屋におおわれている。

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本殿の右側には美保神社、大國神社を合祀した末社。軒の出の深い、木造の春日造りの社殿だ。

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末社専用のお百度石。

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境内に集められただるま。

この神社の境内では子供のころよく遊んだ。遊具越しに爆竹を投げ合ったりした記憶がある。その頃より、遊具が少なくなってしまったのがさびしい。

(2010年01月09日訪問)