専福寺

小路の奥にある瀟洒な本堂。

(岐阜県羽島市竹鼻町)

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東本願寺別院の南側にある小さな寺。

東本願寺のある辺りはちょっとした寺町になっていて、通りは連子格子の古い商家風の町並みになっている。

その商家の間に専福寺の山門が見える。両サイドはいわゆる鰻の寝床ふうの商家。

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細い参道が続いていて、寺の敷地は奥まったところにある。

参道には紅梅、白梅が植えられていて、季節がらよい香りを漂わせていた。小さな樹だがよく剪定されていて参道によく似合っている。

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本堂。正面5間のうち3間が開口部になっていて、桟唐戸と呼ばれる板戸の内側が障子になっている。古びた木材の色と、真新しい障子紙の白い色が対照的で、清楚な印象をあたえる。小さな寺だが、そこここにさりげない美意識を感じさせる寺であった。

(2000年03月18日訪問)

建築用語図鑑 日本篇

– 2019/4/25
中山繁信 (著), 杉本龍彦 (著), 長沖 充 (著), 蕪木孝典 (著), 伊藤茉莉子 (著), & 2 その他
日本の建築の中から主要なものを「キーワード(建築用語)」とともに選び出し、その意味や成り立ち・歴史を楽しみながら学ぶことができる、大人の図鑑です。

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