次に向かったのは、中野区の月見岡八幡であある。場所は早稲田通りを新大久保方面から中の方面に向かって進み、中野区に入ったすぐの住宅地の中だ。
ところが月見岡八幡、どうにも駐車スペースがなく、やむなく200mほど北に離れた商店街の100円パーキングに車を入れた。
光徳寺はそのパーキングの隣にあった寺。門が開かれていたので、念のためお参りしておく。一期一会の精神ってことで。これ、意外に大切なのだ。
昔、東京に住んでいたときにこのあたりの社寺は一つ残らず参拝したので、ここにも一度は来たことがあるはずなのだが、どうも記憶がない。ここで記録しておかないと、また忘れてしまいそうだ。
境内は、本堂、庫裏、手水屋。
手水屋の横には地蔵菩薩がいる。
背後は新築のマンション。いかにも23区内の寺という景観である。
本堂はコンクリート造で、寄棟の妻入り。最近の改築なのであろう。予算面だけでなく、住宅地では建築基準法で木造の本堂を建てるのは難しいのだ。
花頭窓とかヘンに仏教風の飾りがついていないところが潔い。一方で屋根は(都会のRC造の寺にありがちな)陸屋根ではなく、瓦も本瓦を使っているところなど、ある程度わかって設計したものと思われ、好感が持てる。
(2000年10月14日訪問)