新長谷寺門前町

三間一戸の巨大薬医門は国内最大級。

(岐阜県関市長住町)

新長谷寺を見おえて、次の寺へ向かおうとしたとき、参道のはるか先に黒っぽい建物が見えた。寺との距離は3~400mくらいはあろうか。かなり離れているので最初は造り酒屋の蔵かと思ったが、どうも寺の総門のようである。距離があるので車で移動することにした。

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遠くに見えていた門は巨大な薬医門であった。

通常は薬医門といえば一間のものが多いが、この門は三間一戸で自動車が通行することもできる。

そらく薬医門としては国内最大級のものではないかと思う。

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門前にはちょっと古い町並みが残っていた。常夜灯があり古い街道であったろうかと思わせる道である。

写真の民家は妻が水色に塗られていて、とてもおしゃれだ。

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門前はひなびた商店街になっていて、わずかに蛇行しながら続いている。

ひなびた商店街の必須アイテムとも言える“親子UFO水銀灯"が常夜灯と新旧の対比を見せ、いい味を出している。

私はいわゆる復元とか修景された町並みよりも、こんな“親子UFO水銀灯"が似合う街の方が好きだ。こういう風景こそが、町並みの歴史を正しく証言するものなのだと言えないだろうか。

(2000年04月30日訪問)

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路上観察学会 (著), 赤瀬川 原平 (著), & 4 その他

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