飛騨古川の町並みは総延長300mくらいの規模で、散策しようと思えばかなり気軽に歩くことができるのだが、町並みにつくと同時に再び激しい雨に見舞われる。もう夕方なので観光客もおらず、観光客相手の店も閉まっているので困ってしまった。町並みのはずれで、かろうじて開いている土産物屋に駆け込み、雨宿りをさせてもらいながら、御幣餅を食べる。
しばらくして雨が上がってから町に戻るが、あたりはすでにうす暗やみにつつまれていた。急いで見学せねば。
まず立ち寄ったのが円光寺。飛騨古川のシンボルとも言える造り酒屋の蔵の裏手にある。
この寺の門は3間1戸薬医門に乗り越し屋根が乗っているという不思議な形状。このような門を呼ぶ一般名称ってあるんだろうか? 私は不勉強でわからない。
寺院建築というより、数寄屋建築の系統のものではないかと思う。
境内は、山門、東司、鐘楼、経蔵(たぶん輪蔵)、本堂、渡り廊下、庫裏、事務所。
本堂には明かりがともっていた。
(2000年05月02日訪問)