川原湯温泉から長野原駅へ向かう途中にあった鳥居。入口には上湯原稲荷という看板が立っていた。
気になったので鳥居の先の細道を登ってみた。
もう4月だというのに、前日に降った雪で足元の状態はよくない。
四苦八苦してなんとか神社にたどり着く。
みれば、篭り堂のような質素な堂があるだけ。
この地域(榛名山を中心とした群馬県の西半分)は古い民俗が色濃く残っている場所だ。小正月のツクリモノ(道陸神、ケズリバナ、キジグルマなど)の残りが見られるかもしれないので、小さな神様でも見てみる価値はあるのだ。
堂の中には小さな社が2つあり、残念ながらそれ以外特に目を引くものはなかった。中央にはカマドが切ってあって、火を使ったあとがあった。初午の名残だろうか?
(2001年04月01日訪問)