初代南部藩主の菩提寺であり、市内でも格式の高い寺になるらしい。
境内の一番外側から参道を見たところ。参道は広くて長い。
山門。市指定の文化財ということで、説明の看板があった。引用すると、
この山門は元文4年(1739)に建立され、年銘の入った棟札が残され、礎石にも年銘が刻まれてます。使われている材料は太く、材質も良いものが使われており、力強さを感じさせる建物です。構造は、素木造の四脚門で屋根は切妻、主柱は円柱で控柱は角柱、正面の扉は桟唐戸、両側面は腰長押の下が吹き放ちとなり、その上は横嵌め板壁となっています。
‥‥なんというか、説明はしてるけど、「で? 結局、市指定になった決め手は何なの?」と聞きたくなるような文章だ。
例えばだ、「江戸中期(1793)の建築物は市内では数少ない存在であり、腰長押の上部が板壁になっている点などに藩主菩提寺らしい壮麗さがうかがえる。」程度のことが書いてあればそれでいいのじゃないか?
それよりも、関東から来た人間にとっては屋根の葺き方が気になって仕方がない。この「ひし形葺き」という葺き方、どうして東北の方に多いんだろう。
本堂前も広々していて、車が停められるようになっている。
境内には他に、鐘堂(写真)、位牌堂、庫裏。
(2000年10月05日訪問)