
参道には酒屋があって、その母屋はおそらく以前は参詣者相手の宿屋だったのではないかという風の建物だ。

一の鳥居。
ここからは下車して歩かなければならない。長い参道が続いている。参道の長さは100mくらい。写真の中央部に点のように二の鳥居が見えている。

参道の途中には旧八戸小学校講堂(県重宝)が移築されていた。青森県最古の洋館だということだ。
勝手に上がるなと書いてあったので、残念ながら2階などには入らなかった。

境内はうっそうとした杉木立に囲まれている。
櫛引八幡は南部氏が本領の甲州から移したといわれ、南部氏の祈願所として繁栄した。現在の社殿は江戸初期に南部重直によって整えられたという。

二の鳥居。
奥には四脚門(国重文)、左手には水盤舎が見える。

四脚門の手前は堀になっていて、池の中には河童の像がいる。

拝殿。正面7間の巨大な建物だ。

拝殿の軒下には十二支の大絵馬が掲げられている。

本殿(国重文)。流造の華麗な建物。木造の狛犬みたいなのがいる。
境内には他に、旧拝殿(国重文)、末社(うち3棟が国重文)、神楽殿、護符売り場、宝物館。

末社のひとつ神明社。
国重文というが、見た目からはちょっとどのへんが国重文なのかよくわからなかった。

宝物館には国宝の鎧兜が展示されている。
きわめて目の保養になる鎧兜なのでぜひ入館料をはらって見学したい。
(2000年10月05日訪問)