港町の常だが、釜石市の中心街には山が迫っていて、裏通りに入るとすぐ山のたもとに突き当たる。
観音寺はその山の最も突き出した尾根にある小さな寺だ。
商店街の裏通りからいきなり石段になっていて、駐車場などはない。仕方ないので近くに路上駐車する。
境内は観音堂(写真の左の堂)、薬師堂(写真の右の堂)、そして磯崎稲荷神社(写真薬師堂の右上に見える鳥居)がある。
ひと気がなくて寂しい寺だった。
そして、さらに石段を登ると薬師公園という公園がある。
ここからは釜石港が一望でき、いいロケーションなのだが、やはりひと気がなく荒れた感じだ。実はここまではかなり石段がきついし、駐車場もないとなれば、訪れる人も限られてしまうだろう。
公園というより、地震(津波警報が出たとき)の避難所としての意味が強いのかもしれない。
ところでこの公園、「薬師公園」というわりにはどこが薬師なのかさっぱりわからない。
この像がそうなのか?
「平和女人像」と書かれているが‥‥。
公園に置かれていた謎の物体。
爆弾のライドか? 『博士の異常な愛情』ごっこができそうだ。
とにかくよくコンセプトのわからない公園だった。
(2000年10月06日訪問)