寺町めぐり14ヶ所目の訪問地。御袖天満宮。
参道にはなぜだかたくさんの観光客がいた。石段の奥に見えるのは山門の八脚門。映画「転校生」で主人公と幼なじみの少女の心が入れ替わってしまう場面のロケ地として印象深い山門だ。もしかしてこの観光客達はそれを見に来ているのか?
神社は山の中腹にあり、登るにはちょっとした運動だが、ここでも私は境内まで自転車を上げることにした。神社を見たあとこの参道に戻らず、隣の大山寺の境内を抜けて西国寺の方面へ下るつもりだからだ。ここに自転車を停めて歩いてお参りしたのでは帰りに困る。だがさすがにこの石段を担ぎ上げるのは難儀なので(というよりも目立ちすぎるので)すこし回り道をして人目につかない路地を通って自転車を押し上げる。
境内に上る途中では路地に隣接する家のおじいちゃんに「なんてところを自転車で通ってるんだ」と呆れられ、境内では奉仕で清掃していた街の人から「あれま、こんなところから自転車が来たよ」とびっくりされつつも、なんとか到着。
社殿は拝殿(写真)、本殿と社務所。
参道にあれほどいた観光客の姿はなぜか境内にはなかった。
社務所。
写真の左端に切れて写っているのが苦楽を共にした電動アシストチャリ。お前もいろいろな客にレンタルされただろうけど、御袖天満宮の境内を走ったのはきっとこれが最初で最後だろうなぁ‥‥。
(2001年05月03日訪問)