寺町めぐり20ヶ所目の訪問地、海龍寺。
浄土寺のすぐ東隣にある。かつては浄土寺の塔頭だったらしい。
緩やかで短い石段を登ると山門の薬医門がある。まだ出来立てで、築1年以内といった感じ。
写真の右側が本堂、左側の建物は不明。護摩堂か?
本堂は鵄尾をあげた寄棟造。その横の護摩堂(?)は入母屋だが、本堂とは屋根が複雑に重なっていて、雨じまいが悪そうだ。
境内には他に信徒会館、地蔵堂、庫裏。
海龍寺の裏山は浄土寺山という山で、山頂には浄土寺奥の院があるらしい。地図でみた限りでは車で上まで登れそうだ。
海龍寺の裏手からは3つの鎖場を経て歩きで登るルートがある。どうせ登るならこの鎖場から登りたいものだ。案内板では“石鎚山奥の院"と書かれているが、本家の石鎚山は瀬戸内海を挟んだ対岸(四国)にある霊山である。やはり鎖場が有名。
見上げると2番鎖、3番鎖と思われるものが見えていた。(写真をよく見ると鎖も確認できる。)登ってみたいのはやまやまだが、今日は先が長いのでやめておく。
尾道はまたいつか来ることもあるだろう。そのときには絶対に登ると心に誓って海龍寺を後にした。
(2001年05月03日訪問)