山古志村から山を下ると
そのあとはあまり観光をする気力がなくなっていたのだが、近くの魚沼神社に立ち寄ることにした。
入口には「懸社魚沼神社」の石柱が。「県社」の部分はコンクリートで塗り込めてあるが、そこだけくすんでかえってくっきり読めるようになっている。「県社」とは戦前の社格で官国幣社に次ぐもの。
式内社でもある。
山門は八脚門の随身門。棟違いの変わった門だ。
拝殿。
境内が広い割りに拝殿と本殿はこじんまりとしている。
境内の外周には杉木立になっている。
本殿は三間社流造。
雪囲いのようなものがあり、まったく様子がわからない。
境内には阿弥陀堂がある。
室町時代後期の建築で国重文。
元は別当寺(慈眼寺)の持ち物だったが、神仏分離で神社側に取り残され、神輿舎となっていたもの。現在は阿弥陀三尊仏が納められている。
他に境内には、神楽殿(写真)、水盤舎、末社。
境内の北東には社家と思われる家があった。周りは石垣で囲まれていて、神社との間の路地はしっとりとした風情のある道になっている。
その家の庭は苔庭になっていた。
(2002年05月04日訪問)