巻石

北上川の河口付近で水面に頭を出している小岩。

(宮城県石巻市住吉町1丁目)

写真

巻石(まきいし)。石巻市の地名の由来になったという伝説を持つ岩。石巻港は北上川の河口にあるが、そこから500mくらいさかのぼった川岸近くにある。

小さな島になっていて、橋が掛かっている。

写真

上流からみた様子。

その中島の左側に小さな石が頭を出しているのが見える。これが巻石。

写真

巻石の近影。

今のように港が整備されず、このあたりがまだ自然の入り江だったころ、波がこの石を洗って、周囲に渦を巻いたのが名前の由来なのだという。

(2001年08月15日訪問)

霊魂の民俗学 ――日本人の霊的世界 (ちくま学芸文庫 ミ-2-7)

文庫 – 2023/7/10
宮田 登 (著)
出産・七五三・葬送など、いまも残る日本人の生活儀礼には、いかなる独特な「霊魂観」が息づいているのか。民俗学の泰斗が平明に語る。

amazon.co.jp