西楽寺

建物の屋根はすべて石州瓦。

(広島県東広島市西条町吉行)

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時間は午後2時。きょうの残りの行程を考えると、寄り道をする余裕はほとんどないのだが、またも寄り道をしてしまった。

目的地は安芸国分寺だったのだが、地図を読み間違えて近くにあった西楽寺に着いてしまった。寺に近づくにつれ、場所が違うことに気付いたのだが、一期一会の精神で立ち寄ることにした。

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本堂は濡れ縁の吹き抜けの空間が大きく取られた建物だ。

屋根は白市の町並みと同じく石州瓦である。寺の周辺の民家もだいたい赤瓦だった。

本堂の右側には渡り廊下があって庫裏につながっている。渡り廊下の途中には玄関がある。

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庫裏。

境内には大きなクスノキがそびえている。

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本堂左側の土盛りの上に二重の経蔵のような建物があった。

内容は不明だが、位牌堂かもしれない。

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その土盛りには地下室のようなものがあった。ここは位牌堂への入口になっているようだ。

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二重堂のとなりには鐘堂。

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付近の風景。

軒のすぐ下までイネが伸びているのが、町中の田んぼらしくて面白い。

(2002年08月28日訪問)