箕郷町から前橋市街への帰路で偶然見つけた飼育所。
今回の行程は榛東村は調査対象外だったので、地図上にプロットしていなかったのだが、車窓から発見したので見ていくことにした。
緩い斜面に建っていて、地下の貯桑場へは直接搬入できたようだ。
いまは半分土で埋もれている。
高窓が確認できるので、電床育の飼育所だったことがわかる。
大棟には越屋根が乗っている。越屋根はどちらかといえば古いタイプの木造の建物に使われるので、小屋組みは木造トラスなのだろう。
電床育には、練炭や炭火を使っていた土室を電気化した土室絵電床育方式と、始めから電化されていたブロック電床育方式がある。このように越屋根を載せた飼育所は土室電床育であった可能性が高い。
(2007年05月03日訪問)