GWの3日目。1日おいてから飼育所巡りを再開。利根川の支流、烏川に沿った地域を巡る。現在の自治体から言えば高崎市だが、平成の大合併の以前では榛名町だったエリアになる。
最初に目指した飼育所は見つからず、近くに公園があったので立ち寄る。ちょっと珍しい滑り台が目に付いたからだ。
一般的に、金属製で滑降部が1本の滑り台では、頭頂部の平らな部分(デッキ)の下部に支柱があるものとないものに大別できる。後者の支柱がないものの代表は、「公団型」と呼ばれる滑り台である。公団型ではタラップ部分に手すりがあり、その手すりがデッキ部分で円弧を描いて接合しているという特徴がある。
ところがこの滑り台は、支柱がないにもかかわらず、公団型でもない。かなり珍しものではないかと思う。
デッキと滑降部は鉄板である。
滑り台を基礎とつないでいる鉄管はいずれも頼りない感じで、強度にやや不安を感じる構造だ。
またタラップ部分が垂直のハシゴになっているのも、現代っ子を遊ばせるには向かないように思われる。
公園にはほかにブランコがあった。
実は、先日たまたま近くを通ったので、この公園を再訪してみたところ、滑り台は取り壊されていた。
このレポートの訪問からわずか2年しか経っていないので、愕然としてしまった。珍しい滑り台を見たら、迷わず写真に撮っておきたいものだ。
(2007年05月05日訪問)