松之沢の火の見櫓

高さ3m。火の見櫓としては最小の部類だ。

(群馬県高崎市箕郷町松之沢)

最後の稚蚕飼育所を見てから、榛名山の黒岩にあるという風穴に向かった。風穴とは、地下から冷たい風が吹き出してくる穴で、天然の冷蔵庫だ。現代のように電気冷蔵庫が無かった時代は、カイコの卵を保存するために風穴が使われた。その遺構を確かめようと思ったのだ。

だが、風穴へ行く林道が途中で封鎖されていて、少し歩かなければならなかった。風穴までは歩けない距離ではなかったが、実は風穴以外にガラメキ温泉という廃温泉も見ようと思っていたので、両方を徒歩で見るには時間も装備も足らないことがわかり引き返すことにした。

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その帰路で見かけた小さな火の見櫓。

元々はもう少し大きい火の見櫓だったものが、壊されて部分的に残ったものかも知れない。

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横にある小屋は消防団のものだった。

こういう小屋を見ると、手押し式のポンプ車でも入っているかと期待してしまうのだが、中は確認できなかった。

(2007年05月03日訪問)