下仁田町周辺の稚蚕飼育所を探しているときに見かけたお堂。
大きなヤナギの樹が目印の墓地の中に建っていた。
はじめ、霊柩車の車庫かとも思ったが、横幅の狭い扉を見る限り、倉庫や車庫ではなくて仏堂のようでもある。
山際という字にあるので「山際の辻堂」と命名しておくが、そもそもこれを辻堂と呼ぶのが適当なのかどうか。
関西には墓地に
内部は暗くてよく見えなかった。野道具の収蔵庫のような感じだ。
「
こうした辻堂の中に納められている仏像は、地蔵尊や弘法大師が多いが、写真を増感してみると明らかに違う像だ。馬頭観音か十一面観音のように見える。
それにしても、こんな小さなお堂にこれほどの謎があるとは、まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあるのだと思い知らされる。
(2008年06月28日訪問)