青倉神社。青倉稚蚕共同飼育所の横にあった神社。せっかくなので参拝していくことにした。
道路に面したところは、自然石の石垣になっている。
石段は1段1段がすごく小さい。踏みづらに足が乗り切らなくて、つま先で登っていくような感じ。
石段自体は凝灰岩で出来ていて、回りの石垣の材質と違っている。石段は石材店から購入したもので、他の石は地元の山で調達したものなのだろう。
石垣に使われているのはチャートを中心として、砂岩が混ざっている。
この集落を紹介するのは2度目になるが、もしかすると将来、またここを紹介することになる予感がないでもない。というのも、この神社の前の青倉川の河床はジオサイトといって、地質見学スポットになっている。それもかなり面白そうな内容のジオサイトなのだ。
境内は、鳥居、拝殿、本殿のみ。
本殿は、一間社流造。
意匠の感じからして年代は明治時代かと思うが、端正で好ましい建物だと思う。
妻の部分には彩色の跡がわずかに残っている。創建当時は、おそらく壁面にも壁画が描かれてたのだろう。
(2008年06月28日訪問)