富岡製糸場へ向かう途中、かなり年期の入った長屋が見えた。
「ん? 富岡製糸の従業員宿舎跡か?」
と思って、一応、写真だけは撮ってみた。あとになって、この建物は古い製糸工場だったということを知った。
製糸工場の名前は、「
直次郎は、富岡製糸場の建設に携わり、その後明治9年に自らも製糸工場を作った。操業した期間は短かったようだが、明治時代の写真が残っており、外観は現在の長屋とほぼ変わっていないことがわかる。
もちろん、工場だったときは内部は通り抜けの大空間だったのを、細かい間取りに改造しているので、内部にはまったく当時の面影はないであろう。
(2010年01月10日訪問)