さきほど見た日向稚蚕共同飼育所から、300mほどしか離れていないところにあった飼育所。
西側からみると長屋の住宅のように見える。
現在は会社になっていて、何かケミカルな製品を作っているような感じだった。
長細い飼育所で、高窓は6つ。
ブロック電床育の直線型の12室の飼育所だったのだろう。直線型の飼育所では12室が最大ではないかと思う。
配蚕口は東側。
裏側には排水を貯めるものだろうか、タンクが並んでいた。
トイレは当時のままのようだ。
宿直室側の外部に作られている。
近くでみかけた豪農の屋敷。
長屋門の回りの石垣が武者返しというか、オーバーハングになるように積まれている。「宮勾配」という積み方だが、民家でこのような積み方はめずらしい。ちょっと尋常でない屋敷だと思って写真を撮った。
あとで『上州の重要民家をたずねる』という本を見たら載っていて「田村家」という旧家らしい。
(2008年07月12日訪問)