日向、国峰中組につづく、国峰地域の3つめの稚蚕飼育所。もしかしたら国峰地域の飼育所はすべて建物が残っているのではないか。
ここは工務店の倉庫になっていた。
きょうは特に工務店の倉庫が多いような気がする…。
大棟に換気塔があるからブロック電床育の飼育所だと思うのだが、ブロック電床育に特有の高窓がない。
改装して埋めたという様子もなく、もともと窓がない飼育所だったと思われる。これまで見た中では窓のない飼育所でも壁に換気扇はあったが、ここまで換気扇すらない。珍しい構造だ。
飼育所の前の道の反対側は荒れた桑畑になっている。
3年くらい放置してある感じだ。
近くにはまだちゃんとした桑畑もあり、養蚕農家が残っていることがわかる。
これは葉の伸び方からして春蚕で使った桑畑だ。この一角だけで50~60アールの桑畑がありそう。桑畑がここだけだとしても、1回の飼育で4箱くらい飼えそうだ。
(2008年07月12日訪問)