白石稚蚕共同飼育所。
会社の作業所に使われていて、表側は飼育所の面影はないが、実はこの面は看板建築で、内部はまるまる飼育所のままである。
横からみるとこんな感じ。
木造の越屋根を載せた、昭和30年代前半を思わせる古めの建物だ。当然、建てられたときは土室育だったと思われる。
向かって左が東側になり、宿直室や貯桑室などがあったのであろう。
西側は公民館になっている。
もともとはこちら側が配蚕口になっていたであろう。
会社の人がいたので、見学したい旨を伝えると、気持ちよく内部を見せてくださった。感謝。
下部は企業秘密などがあるといけないので、小屋組みのところだけ撮影。
壁面の高窓と越屋根のガラス窓のおかげで内部は明るかっただろう。
越屋根にある突き上げ窓を開け閉めするためのロープが見える。
(2008年12月29日訪問)