水路の上に作られた立派な住居があった。
農家ではなく漁家かもしれない。
すぐ近くで見かけた農家。たぶん人が住んでいる。
水路には田舟(たぶね)があった。
田舟とは湿田での農作業のために使う平底の舟である。稲刈りのシーズンにも水が引かなければ、刈取った稲を田舟で運び出こともある。
ここでは水田への移動手段としても使われているようだった。
こういう物件をもっとよく見たいのだが、現地の人たちにはなかなかわかってもらえない。
ところでミャンマーの水田で不思議なのは、水田の面積のわりにあぜ道が少ないこと。
収穫した稲穂をどうやって道路まで運び出すのかよくわからない。やっぱり人海戦術なのだろうか。
エンジン付きのポンプで少し高いところに水を上げている田んぼもあった。こうした田んぼは、水路との落差を利用して水を抜くことができるはずで農作業はやりやすいだろう。
かつて日本ではこのくらいの落差の田に、足踏み式の水車で水を上げたことがあった。そういう水車でも見えないかと気をつけていたが、ミャンマーでは見かけることはなかった。
(2014年02月09日訪問)