村を抜けて広々とした水田地帯を通る。水田の中央には人工的に掘削したと思われる用水がある。おそらくもともとは湿地帯だったところの中央に排水路を作って田んぼにしたのではないかと思われる。
この下流は、以前に見た四つ手網の沼地へとつながっている。
その水田地帯の中央を横断できる橋があった。
村の名前をとってラィワチェイユワ橋とでも名付けようか。橋の中央にはアーチ状の飾りがある。
大型の車両でも通行できる立派な橋で、この先のラィワチェイユワ村やラカナ村へ通じる主要なルートになっている。
もと来た方向。
奥に見える山並みはズェガビン山脈。
右側に角のようにつき出した部分があるので、遠くからでも見つけやすい。
橋のたもとに小さなパゴダがあった。
小部屋の屋根に仏塔が載っているというめずらしいスタイル。
階段もあり屋上に登れそうだ。
パゴダの横には、ペアとなるタコンタイ。
てっぺんにはガルーダが載っている。
ガルーダの正面。
後ろに尾羽のようなものがあるのがガルーダの特徴だが、逆光だったためうまく撮れず、正面になってしまった。
小部屋の内部。
仏陀の左右に、男女の神様がいる。
ズェガビンの兄妹神か。
屋上へ登ってみた。
パゴダの中には、ゆる~い造形の仏像が収められていて、菓子パンが奉納されていた。
いいなあ、こういう素朴な信仰。
さほど高い場所でもないので、風景は橋の上から見るのと大差はない。
でもこうした何でもない小さな寺で、のんびりと過ごす時間は、これ以上ないくらいの贅沢なのだ。
ラィワチェイユワ橋の全景。
お寺の講堂と思われる建物。
人の気配はまったくない。
お寺の庫裏と思われる建物。
村人がいたので、お寺の名前を聞こうと話しかけてみたが、私のミャンマー語では通じなかった。
水浴びをしていた水牛が子供に連れられて帰っていく。
水牛の水浴び場。
沼地に竹が投げ込んである。
水牛の水浴びに迷惑している人が投げ込んだのか、それとも何か水牛にとって良い効果があって入れてあるのか、謎である。
(2014年11月23日訪問)